一般的に食物アレルギーとしてあげられるのは、IgE抗体による「即時型」の食物アレルギーです。即時型は食べ物を摂取して通常30分以内に蕁麻疹やかゆみなどの皮膚の症状や喘鳴(ゼイゼイした呼吸)や咳、腹痛、下痢、嘔吐などの症状がおこります。
これとは別に、食物アレルギーにはIgG抗体による遅延型(時間がたってから症状がでる)といわれるもう1つのタイプがあります。
この遅延型の食物アレルギーは、すぐには症状があらわれないだけでなく、症状自体が様々でとても多く、場合によっては原因食物を避けても数週間から数ヶ月間も症状が続く事もあり、原因である食べ物になかなか気付かないのが特徴です。
当院ではこの「遅延型」を検査する「遅延型食物アレルギー検査」を行っております。
遅延型食物アレルギー検査では、少量の採血で普段の食生活の中でどの食べ物が体に悪い影響を与えている可能性があるかを調べることができます。
原因不明の体調不良にお悩みの方は、一度遅延型食物アレルギー検査を受けてみてはいかがでしょうか。意外な原因がはっきりするかもしれません。